にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

夜に咲き誇る :英田サキ

4829623640夜に咲き誇る (プラチナ文庫)
英田 サキ
プランタン出版 2007-04

by G-Tools

エスに続き、夜シリーズもついに完結です。
本当の意味で二人が分かり合えて良かった!
これまでのお話はコチラ→「夜が蘇る」 「夜に赦される」
【夜に咲き誇る/英田サキ/山田ユギ/プラチナ文庫(2007年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!!
久我と共に生きるため、極道の世界へ飛び込んだ秋津。跡目相続に組が揺れる中、襲名に臨む久我を男としても支えたいと必死だった。だが「お前はたったひとりの俺の大事な女(ルビ:イロ)なんだ」久我は秋津が極道の色に染まることを厭い、守ろうとする。自分の本気を突きつけなくてはと思い詰めた秋津は、久我と反目する男の挑発に乗り、匕首を手にした──! 愛するが故にすれ違い、衝突する想い。その苦しみの末にあるものは...? 生きるも死ぬも、お前と一緒だ──頂きを目指す男達の永久の誓い。


【あらすじ・感想など】
紆余曲折を経て、秋津芳人(37歳・受)は溝口組の若頭・久我仁一郎(33歳・攻)と生きていくために極道の世界に飛び込んだ。
そして二人は一緒に住み始め、久我は秋津に指輪を贈る。
久我の真剣な気持ちを知った秋津は久我を愛していくことを誓い、二人の関係はうまくいくかと思われた。
しかし、秋津が組の仕事に関わるうちに、二人は衝突してしまう。
秋津を危険に巻き込みたくない久我と、仕事でも久我を支えていきたい秋津。
小さな気持ちのすれ違いに溝口組の跡目問題が絡み、次第に大きくなっていくが…。

久我の秘書になった秋津は、夜だけじゃなく仕事の面でも久我の支えになりたいと思っているのですが、久我はそんな秋津の気持ちを本当の意味で理解していません。
久我のプライドの高さが組の将来にとって障害になっていることを危惧した秋津は、久我に隠れて話し合いの場を設けようとします。
でもその行動が原因で、二人は激しくぶつかり合ってしまう。

『夜に赦される』の感想で“二人がケンカしつつも仲良くやっている姿を読みたい”と書いたのですが、なかなかそう簡単に穏やかな関係にはなりません、この二人。
でもしっかり前進はしています。
前巻までは秋津の心には常に羽生がいましたが、ようやく秋津と久我の真っ向勝負ですね。
でも、思ったより久我が子供でした…。
秋津が心配なのは分かるけど、秋津が一緒に仕事をしていてじっとしてるわけないじゃないですか!
秋津が怒るのは当然ですよねぇ。
それにしても、真剣にぶつかり合うというのは簡単なようで難しい事なので、久我のことをちゃんと思って叱ってあげられる秋津は凄いなぁと思います。
秋津は強気な姿勢で「男の俺がいらないというなら、ここを出て行く」と言っていても、心の中では「久我と離れたくない」と思っている。
秋津の久我への想いの強さが感じられて好きです。
久我もそんな秋津の姿勢に心を動かされて、無駄なプライドを捨てます。
反発するだけじゃなく、ちゃんと相手の言葉を受けとめるというのは簡単な事じゃないですよね。
そうやって、久我が秋津と一緒にいることで成長しているのはもちろん、秋津自身もそんな久我に接していくうちに逞しくなっていて微笑ましいです。
こんな風に相手と対等でいたくて衝突する事は男女でも同じようにあるので共感できました。
でもまあ、なかなか秋津のようにはなれませんが…。

以前から登場していた伊久美や裕樹はもちろん、館野も凄く存在感がありましたねー。
館野は思いがけずいい人でした。
大人げなかったのは久我の方でした(笑)
久我が部下に恵まれたのは間違いないですね。人徳?

ただちょっと気になってしまったのは、大事なところで名前が間違っていた事。
我に返って「んん?」と思ってしまった。
良い場面だったのにー…。

久我が極道でいる限り反社会的な立場にいて暴力などと無縁ではいられない。
今後も秋津は苦労していくことは確実ですが、こうやってちゃんと向き合うことで乗り切れそうですね。
前巻『夜に赦される』で終わっても十分楽しめたと思いますが、この最終刊があることでさらに深みのあるシリーズになっています。
続編はなくてもいいかなと思いますが、是非同人誌で二人のラブッとした生活を垣間見せて欲しいです!

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2007.04.13 01:14 | 英田サキ | trackback(2) | comment(4)
            

にゃんこさん、こんにちはー!

ついに最終巻となってしまって、ちょっと寂しいです。
久我の子供っぽさが目立った冊でしたが、それでも強○してでも秋津に言うことを聞かせようとする…というのがなくて良かったです。久我が10年若ければそういうことをしたのかなと思いつつ、久我なら唯一無二の相手と決めた相手に無理強いすることはないのかなとも思いました。子供なのか大人なのか、アンバランスな気がします…。

誤植は私も気になりました。いきなり溝口さんが出てきたので、びっくりしました。2刷からは直してほしいです…。

TBさせていただきますね。

2007.04.13 14:11 URL | 霖雨 #.zLyGMJk [ 編集 ]

霖雨さん、今晩は!

英田先生の人気シリーズがまた一つ完結してしまいましたねー。
寂しいですが、ダラダラ続いてしまったらそれはそれでイヤなので、微妙な気持ちです…。
引き際が大事ですよね!

>久我の子供っぽさが目立った冊でしたが、それでも強○してでも秋津に言うことを聞かせようとする…というのがなくて良かったです。
子供っぽいけど、ちゃんと良識はあってよかったですね~。
確かに10年前ならやってしまいそうです。この成長も秋津のお陰でしょうね。
秋津は姉さん女房ですが、おかんのように感じるときがあります…(笑)

誤植…。
珍しい事じゃないですが、大事な場面だっただけに残念です。

TB&コメントありがとうございました!
ではでは~。

2007.04.14 00:43 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

にゃんこさん、こんばんは♪

夜シリーズは今回で一応終了となりましたが、これからも久我と秋津はお互い支えあい、時には衝突もするけど、ともに成長していくのでしょうね。
周りのひとたちもそんな2人を見守っていくのでしょうね。
ヤクザの頂点を目指す久我には、今後も色々と困難が待ち受けているでしょうが、2人で力を合わせれば乗り越えれるでしょうね。
そして、10年20年たってもラブラブな2人に周りはあてられるのでしょうね~。
考えるだけでにやけます♪
TBもよろしくお願いします♪

2007.04.14 19:19 URL | はーこ #- [ 編集 ]

はーこさん、こんばんは

>周りのひとたちもそんな2人を見守っていくのでしょうね。
伊久美や裕樹、館野、溝口と、皆支えていってくれそうですね。
久我も今まで離れていた父親と仕事上つきあっていくことになって、親子としてではなくても、関係が改善していきそうでよかったです。

なんだかんだ言いつつも仲の良い二人をまた垣間見てみたいです!

TB&コメントありがとうございました~。
それではまた。

2007.04.15 00:29 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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夜に咲き誇る
久我と共に生きるため、極道の世界へ飛び込んだ秋津。跡目相続に組が揺れる中、襲名に挑む久我を男としても支えたいと必死だった。だが「お前はたったひとりの俺の大事な女(イロ)なんだ」久我は秋津が極道の色に染まることを厭い、守ろうとする。自分の本気を突きつけなく..

2007.04.13 14:12 | 霖雨の彼方

「夜に咲き誇る」著者:英田サキ イラスト:山田ユギ
夜シリーズの完結編。実は、3冊も続くとは思っていませんでした…。しかし、プラチナ文庫のキラキラ加工は手にとるのが恥ずかしいですよ。夜に咲き誇る英田 サキ【あらすじ】久我と共に生きるため、極道の世界へ飛び込んだ秋津。跡目相続に組が揺れる中、襲名に臨む久我を男

2007.04.14 18:49 | こんな本よみました…

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