にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

ラ・ヴィアン・ローズ :山藍紫姫子

4832212044ラ・ヴィアン・ローズ (花音ノベルス)
山藍 紫姫子
芳文社 1995-10

by G-Tools

ついに手に入れたわ~。
半年間古本屋で一度も出会う事が無く、あきらめてオークションで購入しようかと思っていたのですが…。
古本屋で発見。しかも状態いいのに100円。
山藍先生の作品の中では、ちょっと異色作。
本仁先生のイラストも麗しい!
【ラ・ヴィアン・ローズ/山藍紫姫子/本仁戻/花音ノベルズ(1995年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!!
横田一真は、恋多く女だった母親譲りの美貌ゆえに、周囲の男を惑わせてしまう。本人は、それを望みなどしないのに。会社を追われた一真の前に、同じ母親を持つ、しかしそれぞれ父親の違う弟達が現れ、一真は彼等と関係してしまう。それを知った彼等の父親達までが訪ねてきて…。鎖に繋がれ、四人の男の愛を受ける生活。―山藍紫姫子が描き出す愛欲の多角関係。短編『ワンダフルナイト』も併録。


【あらすじ・感想など】
横田一眞(27歳・受)には、異父兄弟が3人いる。
一眞の働く会社の社長・右月征治の息子・晧一(25歳)、大鳥病院の院長・大鳥登の息子・真澄(24歳)、そして妹が1人。
強引に付き合わされていた恋人・峰村(37歳)に別れを告げた一眞だが、執拗に迫る峰村に刺されてしまう。
大鳥病院に入院する事になり、今まで疎遠だった二人の弟との関係が始まるが…。

無自覚に男を惹きつけてしまう一眞。
それが原因で、いつも一方的に感情を押しつけられ、欲望の対象にされてきた。
そして二人の弟も一眞を犯し、その写真をネタに愛人関係を迫る。
その関係を危惧していた二人の父親・右月征治と大鳥登までもが、次第に一眞に溺れてゆく。
初めは拒絶していた一眞ですが、その反面、4人を求めてしまう気持ちもある。
弟二人は一眞に母親を重ねている部分があるのですが、一方の一眞は父性を求めていて、家族にあこがれを抱いているのです。
歪んだ関係ですが、結果的に一眞は家族を(最終的には右月家の養子になった)得ます。
自分を必要とし、愛してくれる。
見方を変えれば、一眞は幸せを手に入れていたのでした。

魔性の男ですね、一眞(笑)
一見すると一眞が被害者のようですが、実は他の4人の方が被害者なのでは…?
5角関係ですが、一眞総受。
最後は5人で絡んでいますが、一体どうやってるんだー?!
描写が無くて気になる…。

山藍先生の作品としては、鬼畜度はかなり低いです。
絡みはありますが、あまり描写がない。
あとがきで先生もおっしゃっているように、かなり「マトモ」路線。
近親相姦で5角関係のどこがマトモ?!と思われる方もいるかとは思いますが、山藍作品的には相当「マトモ」です(笑)
文体も他の作品にはない(と思う)一人称。
一眞視点です。
あとがきで「異質なのは“育児ノイローゼだった”からかもしれない」というような事が書かれていますが、同じようなあとがきが「幾千の河もやがていつかはひとつの海となる」にもありました。
同じような時期に書かれたのに、この差はいったい何なんだ…。

同時収録の「ワンダフルナイト」も、異色作。
こちらはかなりBLっぽい話で、これも一人称。
うーむ…。
余興?

イラストは本仁戻先生。
スタンレー・ホークの事件簿シリーズもですが、この時期の本仁先生のイラストはお耽美。
今の画風とは全然違います。
今もいいけど、この頃の方が好みかなぁ…。

山藍先生の作品としてはかなり読みやすいので、初心者にはオススメです。
が、しかし手に入るかどうかは微妙。
すでに絶版ですが、手元にあるのは第4刷なので、そこそこ売れていたのかな?
それにしては全然流通してませんね。
ドラマCDも出ています。
気になる…。

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2006.07.24 11:22 | 山藍紫姫子 | trackback(1) | comment(4)
            

にゃんこさん今日は


私も「ラ・ヴィアン・ローズ」探してるんですがなかなか見つかりません...(涙)
ですがCDは持ってます!

三木眞一郎さんの受けと言う事で買ったんですが、お気に入りの一枚です。
特に真澄は凄いですよ...
なんかもう言葉にできません...
怖いくらいです。
飛田さん凄い!!

こちらも今は入手困難だと思いますが;もし機会があれば是非一度聞いてみてください^^

2006.12.09 04:32 URL | コレチカ #- [ 編集 ]

コレチカさん、こんにちは。

この本、なかなか見つかりませんよねー。
山藍作品はこれに限らず入手困難な場合が多いので、見つけたら迷わず購入ですね。

CDを持ってらっしゃるのですね!
私はドラマCDを全然聞かないのですが、あれが音になってるなんて…赤面しそうです。
言葉にできないくらい凄いんですか…き、気になる!
機会があったら挑戦してみます!

コメントありがとうございました☆

2006.12.11 12:04 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

にゃんこさん、今日は。

漸くこの作品を読んだので、にゃんこさんの感想記事にお邪魔をさせて頂きましたが、きちんとした感想を書いていらっしゃるのを拝見して、随分と自分が恥ずかしくなりました。

山藍作品を続けて読む時には、「前後に読む作品」を考えないと、変な影響が残って行けませんね。

にゃんこさんが正統派の感想を認めていらっしゃるのに対し、私と言えば、イロモノ3連発を読んでからこの作品に取り掛かった為、見事に曲がった視点のみの感想になってしまいました。(特には「ワンダフルナイト」)

同じ作品の感想にも関わらず、大きく違った感想で申し訳ありませんが、TBさせて下さいね!

追伸:本仁先生の画風は、この作品の頃が私も一番好きです。着色も、CG塗り以上に手描き塗りの方が好みの仕上がりになっていますしね。CGの方が便利で手早く完成させる事が出来る利点はあるでしょうが、これからもたまには、手描き塗りのイラストを描いて頂きたいなと思っています。

2007.01.25 13:24 URL | ハスイ #MMIYU.WA [ 編集 ]

ハスイさん、こんにちは。

確かに、イロモノを読んだ後と正統派を読んだ後では印象が全然違いますよね(笑)
この作品はイロモノとするかどうか微妙な所だなぁと思います。どっちでもとれるかなと。
どちらに属するとしても、絡みがうすい点では、山藍作品としては異色な作品かなと思いました。
「ワンダフルナイト」は迷う余地もないですね…。

本仁先生は今と昔でタッチが全然違いますよね。
今となっては古くさい印象もあるかとは思いますが、昔のままでいって欲しかったなぁと思います。

TBありがとうございました☆
ではでは!

2007.01.25 13:40 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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【内容紹介】愛欲のカレイドスコープ。4人の男に繋がれて、愛されて……。耽美の女王山藍紫姫子が感性の気鋭本仁戻と組み、新たな官能の世界が開花。愛欲の多角関係。平凡な幸せを夢見ている横田一眞は、男同士の欲望生活

2007.01.25 13:05 | +synapse∞type-bee+

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