にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

4344822390ミントのクチビル―ハシレ― (幻冬舎ルチル文庫)
崎谷 はるひ
幻冬舎 2011-05-18

by G-Tools

信号機シリーズ、続いていたのですね。
受の可愛さが美味しい話でした!
【ミントのクチビル -ハシレ- /崎谷はるひ/ねこ田米蔵/ルチル文庫(2011年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
専門学校生の姫路桜哉は、ずっと想い続けていた英貴と19歳の誕生日に結ばれた。
けれど、翌朝英貴の態度は一変。
そこに現れた英貴の恋人・小島邦海に助けられた桜哉は、それを切っ掛けに邦海と親しくなっていくのだが…。

桜哉が片想いしていたのは、姉の結婚相手のいとこである徳井英貴。
優しくて「かわいい」と言ってくれた大学生の英貴に中学生だった桜哉は恋をして、それから何度か音信が途絶えながらも4年経ち、桜哉は専門学校生に。
ようやく相手にして貰えるのではないかと淡い期待を抱いていた桜哉は、英貴に好きな相手がいると知っていたけれど、それでも誕生日に好きな人に求められ、初体験を捧げたことで舞い上がっていた。
けれど、翌朝は思い描いていたような甘いものではなく、酔いから覚めた英貴に酷い言葉を浴びせられ、桜哉は茫然としてしまう。
そこに邦海が現れさらなる修羅場になるのだが、この騒動によって邦海はそれまでも振り回されていた英貴に別れを告げ、現実を知った桜哉も初恋を終わらせる事に。
そして騒動のあと、桜哉は英貴が働いていた不正の被害者である事が判明し、邦海と連絡を取り合うようになった。
桜哉は次第に邦海に惹かれていくのだが…。
という、同じ男を好きだった男同士の話なのですが、こんな風に書くと、なんだかライバル同士の話みたいですね。
ライバル視していた相手が、「同じ人を好きになるくらいだから実は気が合うんじゃない?」という事に気が付いて、気になる存在から恋愛に発展するというような…(まるで某曲の歌詞みたいな展開)
でも今回はちょっと違います。
ダメ男に振り回されていた2人が、ダメ男に三行半を突きつけて仲良くなる話。
恋人と浮気相手が出来ちゃうという一見強引な展開ですが、ダメ男・英貴に対する苦労の共感があるし、英貴がその後も問題を引き起こすことで桜哉と邦海の関係が繋がっているので、そこから恋愛に繋がる過程は自然でした。
何より、歳の差がある上に桜哉がおっとりした雰囲気なので、恋愛感情があってもなくても、邦海が桜哉を放っておけないのは自然ですよね。
あと、どう見ても受の桜哉と、攻の恋人だった邦海が恋人同士になるのは、受同士なんじゃ?という所が、BL的に気になる所なのですが、そこは話の中でも触れられていたのでちゃんと解決します。
…しかし不思議なのは、こんなダメ男にこのふたりが振り回されていた事ですよ!
恋に恋していた桜哉はともかく、邦海まで?
初恋は斯くも美しきものかな…。

桜哉と邦海の関係は、お試しで付き合ってみるというところから入っています。
英貴の件でも分かるように、恋に恋していた桜哉はまだまだ未熟で、邦海から誘いをかけられても戸惑うばかり。
しかも、邦海は桜哉からしたら付き合う相手として現実味が沸かないような、かっこよくてしっかりした大人の男なのです。
ここで必要以上に健気になりすぎる性格だったら、きっと苛々させられたと思いますが、桜哉はおっとりした外見の割にしっかりしていてホッとしました。
自分の中に押し込めずに言葉にもするし。
もちろん、不安もいっぱいあるからグルグルもしているんですけど、それが程良かったので好印象でした。
かわいいなぁ。
クラスメイトの女の子たちが構いたくなる気持ちも分かる!
一方、邦海はいい男で常識もあって、桜哉に対する態度も落ち着いていて…。
完璧すぎて現実味がなくピンとこないなぁと最初は思っていました。
でも、行きつけのバー「コントラスト」のマスターである昭生には頭が上がらなかったりするんですよね。
そして、最後に理想のベースにあるのが英貴だった理由が分かって、さらにイメージが変わりました。
意外と簡単な人なのかもしれない…(笑)

エロは甘かった!
桜哉の反応がやばいくらいに可愛いです。
年齢的には19歳でショタではないのですが、小柄なのでなんだかいけないことをしているようなドキドキが!
そしてエッチになると隠しきれなくなる邦海の変態さにワクワク!
萌え悶えました。
桜哉、美味しい……!

ということで、信号機シリーズの第5弾でした。
私は第4弾(既出3カップルの短編集)を読んでいなくて、かなり本編の内容を忘れてしまっていたのですが、それでも問題なく読めました。
この作品から入っても大丈夫だと思います。
既刊本から繋がっているのは、桜哉が通っている専門学校と、バー「コントラスト」に関係する人物だけかな。
ちらりと出てきた学生と売店のお兄さんが次回のカップルのようですね。
このシリーズは毎回話の中で起こるトラブルに関する描写が多くて、エッチシーンが少なく甘さ控えめなのですが、今回のカップルは甘さいっぱいです。
エッチも甘い!
崎谷先生特有の説教くささが濃いシリーズなので身構えていましたが、桜哉の可愛さがねちっこいところをカバーしていて読みやすかった。
萌えもあり、気負わずに読める話だと思います。
でも次回は重そうですね…。
程良い匙加減でお願いします…!

■シリーズ
「アオゾラのキモチ -ススメ-」
「オレンジのココロ -トマレ-」
「ヒマワリのコトバ -チュウイ- 」
「プリズムのヒトミ -ヤスメ- 」
「ミントのクチビル -ハシレ- 」

アオゾラのキモチ―ススメ (幻冬舎ルチル文庫) オレンジのココロ―トマレ (幻冬舎ルチル文庫) ヒマワリのコトバ―チュウイ (幻冬舎ルチル文庫)
プリズムのヒトミ―ヤスメ― (幻冬舎ルチル文庫 さ) ミントのクチビル―ハシレ― (幻冬舎ルチル文庫)
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2011.07.31 13:26 | 崎谷はるひ | trackback(0) | comment(4)
            

読みました 邦海さんなんか優しい 私も男だったらこんな恋愛したいです

2012.09.11 12:11 URL | どろろ #- [ 編集 ]

どろろさん、こんにちは!

実際にこんな人がいたらいいですよね〜
羨ましくなります(笑)

コメントありがとうございました(^^)

2012.09.17 10:05 URL | にゃんこ #- [ 編集 ]

説教くさいのは作者の性格だね。

まぁそこが長ったらしいと思ってしまったら、崎谷さんの
作品は苦手になるかも知れませんね。

他の作品もこんな感じなんだっけ?と思って
ネットで検索してみたら、
http://www.birthday-energy.co.jp/
ってサイトで、崎谷さんを記事にしていたので
リンク貼っておきます。

そのサイトを読んでて思ったのが、崎谷さんそのまんま・・・
そんな感想ですね。

2013.05.24 23:39 URL | 尚英 #DvI991tw [ 編集 ]

尚英さん、こんばんは!

崎谷先生の説教くささは作品にもよるのですが、気になり出すとムズムズしてしまいます〜。

紹介していただいたサイト、見に行ってみました!
こんな分析されているサイトがあるのですね〜。
確かに、納得してしまう項目がいっぱい!
ちなみに取り上げられていた「トオチカ」は、崎谷先生のBL作品に登場する女性キャラが苦手なので、手を出していません…(汗)

コメントありがとうございました!
また是非どうぞ〜(^^)

2013.05.28 01:30 URL | にゃんこ #qOwEm20U [ 編集 ]













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